メンタルの話は、流れて消えるには少し重すぎる
YouTubeやXで発信をしていると、言葉は思っている以上に速く流れていきます。
動画を出して、コメントをもらって、Xで少し話して、また次の話題が来る。
それ自体は悪いことではありません。むしろ、今しんどい人にすぐ届くという意味では、動画やSNSの力はかなり大きいと思っています。
ただ、うつ病やメンタルの話って、本当はもう少しゆっくり読まれてもいいんじゃないか。
最近、そう思うことが増えました。
タイムラインで一瞬だけ共感されて終わるには、少し重すぎる話がある。
動画では話したけど、あとから探しにくい言葉がある。
Xでは短すぎて、どうしても削ぎ落としてしまう本音がある。
そういうものを、もう少し落ち着いて読める形で残しておきたいと思い、このニュースレターを始めることにしました。
きっかけは、朝日新聞から出向されている杉崎慎弥さんから、theLetterで書いてみませんかとお声がけいただいたことでした。

6日付で朝日新聞から出向する形で、世の中に良質なコンテンツを届けるインフラになるために頑張ります!
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正直、最初は少し迷いました。
僕はすでにYouTubeもXもやっています。YouTubeのメンバーシップもあります。そこにさらに文章の場所を増やす必要があるのか、と。
でも話を聞いていくうちに、これは「新しく何かを増やす」というより、これまで流れていった言葉を置いておく場所にできるかもしれないと思いました。
僕は医師でも、心理士でも、専門家でもありません。
ここはとても大事なところです。
僕ができるのは、医療的な正解を示すことではありません。
うつ病を経験してきた一人の当事者として、「実際にこう感じた」「こういう考え方に救われた」「これは逆にしんどかった」という話を、自分の言葉で残すことです。
メンタルの話は、きれいごとだけでは片づきません。
「休んでいい」と言われても、生活費の不安は消えない。
「無理しないで」と言われても、無理しないと回らない日もある。
「自分を大切に」と言われても、自分を大切にする方法がわからない時もある。
正論だけでは届かない場所にある感情を、できるだけごまかさずに書いていきたいと思っています。
このニュースレターでは、うつ病やメンタルの話を中心に書いていきます。
ただ、それだけに縛るつもりはありません。
日々考えたこと。
違和感。
本音。
動画では話しきれなかった補足。
Xでは短すぎて書けなかった話。
ふと思いついた長い話。
そういうものも、ここに残していく予定です。
YouTubeは、声や表情ごと届く強さがあります。
Xは、短い言葉で今の気持ちを届けられる強さがあります。
でも文章には、文章の良さがあります。
読む人のペースで読める。
途中で止まれる。
あとから戻ってこられる。
その時はわからなかった言葉が、時間が経ってから刺さることもある。
この場所は、そういうふうに使ってもらえたら嬉しいです。
また、このニュースレターを通して、オンライン上の発信だけでなく、リアルな場での活動も少しずつ広げていけたらと思っています。
これまでYouTubeやXでは、主に画面越しに言葉を届けてきました。
でも、うつ病やメンタルヘルスについての話は、学校、企業、行政、地域の場など、実際に人が集まる場所でこそ必要とされることもあるはずです。
僕は医療者ではありません。
だからこそ、専門家の言葉とは違う形で、当事者として見てきたこと、感じてきたこと、回復の中で悩んできたことを話せると思っています。
講演、取材、執筆などのご相談があれば、以下のリンクからご連絡ください。
全部の記事を追わなくても大丈夫です。
毎回ちゃんと読まなくても大丈夫です。
しんどい時、少し考えを整理したい時、なんとなく誰かの言葉に触れたい時に、必要な文章だけ読みに来てもらえたらいいなと思っています。
僕自身も、無理に立派なことを書こうとは思っていません。
専門家っぽく振る舞うつもりもありません。
ただ、うつ病を経験して、長く発信を続けてきたからこそ残せる言葉はあると思っています。
メンタルの話は、流れて消えるには少し重すぎる。
だからここに、少しずつ残していきます。
これからよろしくお願いします。
ほっしー
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